検査について
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一口に検査をしましょう!といっても様々あります。
うんち、尿の検査、レントゲン検査、超音波検査などがあります。もちろん、忘れてはならない視診、聴診、触診、嗅診も重要です。
こちらでは、それぞれの検査で何が分かるのかご紹介しています。
うんちの検査
腸の中の寄生虫の卵や原虫のオーシスト(卵のようなもの)を調べます。
消化がきちんとできているか、消化酵素が出ているかということも分かります。
調べる時には、可能な限り排出したばかりのうんちをラップなどに包んで持ってきてください。
尚、一口に寄生虫といっても、様々な種類があります。
尿の検査
出血や尿糖、タンパクが出ているかどうかを調べます。
調べる時は尿をビニール袋やフィルムケースなどに入れて持参してください。
トイレにペットシーツを裏返しで敷いて排尿させるとうまくとれることがあります。
血液検査
CBC・・脱水や貧血の有無、血小板数などを測定します。
生化学検査・・血糖値、腎機能、肝酵素、栄養状態などを調べます。
電解質検査・・血液中の水分バランスを調べます。
フィラリア検査・・心臓に寄生するフィラリアの感染の有無を調べます。
レントゲン検査
胸部・・心臓、肺、気管、横隔膜、縦隔などに異常がないか検査します。
腹部・・腹腔の臓器(肝臓、脾臓、すい臓、腎臓、胃、小腸、大腸、膀胱、子宮、前立腺など)の位置や大きさの異常を調べます。
骨格・・骨折、脱臼、関節炎、腫瘍などを調べます。
超音波検査
胸部・・心臓の動きをリアルタイムで観察できます。弁膜症や中隔欠損などの先天異常、腫瘍を検査します。
腹部・・各臓器の内部構造を検査します。腫瘍や膀胱結石、妊娠などを調べます。
血管内輸液 点滴
フッ素樹脂でできた軟らかい管を血管の中に入れます。刺す時だけ、内側に入っている針が刺さるのでチクッとしますが、血管の中に入ってしまえば、針のみ抜きますから、動いても痛くありません。
尚、通常は前足の血管に針を入れますし、消毒のため、一部毛刈りをします。テープで管を固定します。
皮下補液 点滴
動物の皮膚はルーズですので、皮膚の下に点滴を入れて毛細血管から吸収させます。吸収させる時間は非常にゆっくりです。ラクダのコブ状態になります。
濃度の濃いものは皮膚の下に点滴できません。
※写真は「やらせ」ですので、キャップ付きの針を背中に押し当てています。